【読書記録】『最高の結果を引き出す質問力』茂木健一郎
こんにちは。えみりです。
今回ご紹介する本はこちら
タイトルの通り、質問力についてはもちろん、
自分の思考をアウトプットする大切さや
違和感を大事にする考え方など
人生をより生きやすくするための実践方法が散りばめられています。
こんな方におすすめ
・仕事や育児に使える質問力やコミュニケーション力を高めたい
・普段モヤモヤすることがあるが、上手く言語化できない
・苦手な人と接するのが辛い
質問力とは?
質問力とは「感情力×メタ認知力×論理力」
いい質問を生む三つのステップは、
①現状へ違和感を持つ感情力
②それに気づくメタ認知力
③「どうするか」を考える論理力
で構成されます。
・自分が感じた違和感を、もやもやのままで終わらせない=感情力
・自分はこれが嫌なのだ!と素直にありのまま認知する=メタ認知力
・どうしたらいいか?と具体的な質問に書き換える=論理力
これらを実践することで、「いい質問」を生み出す力に繋がります。
「自分はこれが悔しいのだな、悲しいのだな」
とありのままにメタ認知する。
そして、どうしたらいい?と具体的に考えて、
ポジティブな方向へ進むことが大事です。
自分の感情をごまかして、あいまいに把握するのではなく、
状態を正確に把握することで、問題が正確につかめるようになります。
すると、自分で問題をスムーズに解決できるようになるのです。
また、本書では
「正解を他人に求める質問」=悪い質問
とされています。
自分の頭で気付き、考えることが大切だということですね。
完璧を目指さなくてOK
完璧を目指すあまり、何事もはじめの一歩を踏み出せない…という方。
わたしも、まさにその1人です。
何か感じたことがあっても、あらゆる心配事やリスクを考えてしまうので、
なかなか行動に移せない。
慎重に完璧を目指すよりも、「こんなことはイヤだ!」という違和感や、「こうなったらいいな!」という希望を持って、具体的に「こうやってみたらどうだろう?」と質問することから、すべては始まります。
筆者は、自分ができる範囲の努力をしっかりやることを推奨しており、
これを「ベスト・エフォート形式」と呼んでいます。
小さなことでも、今よりもほんの少しよくなる可能性のあることならば、
十分提案する価値がある質問なのです。
自分が思いつく範囲内、自分が使える時間内でベストを尽くせばOK!
共感できない人に出会ったら?
生きていると、色々な場面で
・共感できない人
・自分とは全く違う考えをもつ人
に出会うことがありますよね。
そんな時、共感できない人を拒絶してしまうと、世界が狭くなって、
自分自身が苦しくなってしまいます。
共感できない人に対しては、自分と切り離す。
そして「この人はなぜこういう言動をするのだろう?」と冷静に分析して理解する。
すると、自分の人生の参考を増やすことができます。また、円滑なコミュニケーションにもつながります。
思考をアウトプットする
これまで書いてきたことを実践すると、
自分の心の中にモヤモヤがたくさん出てくるはずです。
気付いたことは小さな事でもいいので書き留めておき、
アウトプットすることを筆者は勧めています。
なにか気になることがあったら、「自分の外に出してみる」ことが重要で、それによって客観的に眺められるようになります。
書き溜めると、自分がどんなことに心を動かされるのか見えるようになります。
自分の本当に思っていることを、正直に、あいまいにせず書くことが大切です。
誰かに話してみるのも有効。
他人に分かる様に言葉にしようとすることで、脳の中で考えていることが整理されます。
まとめ
本書は、質問スキルを教えてくれるだけではなく、人生をより円滑に生きるためのコツを教えてくれます。
今すぐ実践できる方法が分かりやすく述べられているので、気になる方は是非読んでみてくださいね!