【元保険会社社員が教える】自動車保険の節約方法【固定費削減】
こんにちは。えみりです。
わたしは約7年間、保険会社に勤務していました。
多くのお客様に保険を販売する中で、
「正直、この補償は不要だな・・・」と感じるものが多かったんです。
(サラリーマンなので、在職中はそんなこと言えなかったですが(笑))
そこで、退職した今だから言える「自動車保険の節約方法」をお伝えします。
※自賠責保険ではなく、任意の自動車保険についてのお話です。
・固定費を削減したい!
・保険料を安くしたい!
・保険を安くするポイントを分かりやすく解説してほしい!
このような悩みを解決します^ ^
自動車保険の節約方法
ネット保険に入る
ディーラーや中古車販売店で車を購入すると、自動車保険もセットでお勧めされることが多いですよね。
各店舗が「今月は保険を〇〇件成約する!」という目標やノルマがあることが多いので、どんどん勧められるのは当然ですね…。
また、ショッピングモールの中にある保険ショップや、街の専業代理店などは、従業員の人件費や店舗の運営費用などの経費がかかる分、保険料が割高になっています。
一方、ネット保険は、そのような経費がかからないことが多いため、保険料が割安。
補償内容やサービスは大差なくても、店舗で申し込むかネットで申し込むかの違いで、保険料がけっこう変わります。
わたし個人的には、ネット保険で十分だと思っています。
何故なら、事故や車両トラブルが起きたら、スマホでコールセンターに電話して、的確に対応してもらえれば十分だから。
ただ、ネットの操作が不安な高齢者や、どうしても対面でのやり取りがしたい場合は、店舗を構える専業代理店などで契約する方がいいかもしれません。
それ以外の方は、ネットの保険会社で契約する方がコスパがいいと思います。
・なるべく固定費を抑えたい
・保険料は安い方がいい
・今加入している保険とネット保険を比較して、どれくらい安くなるか知りたい
そう思ったら、複数の保険会社の保険料を比較できる「一括見積もり」を依頼するのが効率的。一社ずつ見積もり依頼するのはかなり手間なので、一括見積もりは便利なサービスですよね。
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一括見積もりで簡単に安い保険会社を見つけられ、家計の節約になります。
もちろん見積もりだけなら無料。
※上記のサイト「インズウェブ」は保険代理店ではありませんので、特定の保険をお勧めされることはないので安心です。
補償内容を削減する
車両保険は付けない
わたし個人的には、車両保険は付帯しなくてもいいと思っています。壊れたら自費で直そうと考えています。
その理由をご説明しますね。
車両保険は、自動車保険を契約する際にオプションで付帯できます。
例えば、事故で車が破損してしまったAさん。車両保険を付帯していたので、数万円の保険金がもらえるとします。
車両保険の保険金を受け取った後、自動車保険の保険料はどうなるのでしょうか?
Aさんが保険金を受け取る
→自動車保険の「等級」が下がる
→次年度以降の保険料が上がる!
つまり、保険金を受け取ると、Aさんが加入する保険の次年度保険料が高くなるんですね。
しかも、3年間は元の等級に戻らないので、数年間は高いまま…。
(※年数は事故内容によります)
そのため、トータルで見ると、保険を使わない方が得という皮肉な結果になるケースも意外と多いんです。
わたしが保険会社に勤めていた時も、せっかく車両保険を付けているのに、
「保険金を貰うと翌年度の保険料が高くなるから、保険は請求しません。」
というお客様がかなり多かったんです。
なんのために車両保険を付帯しているのか?使えないなら意味がなく、本末転倒です。。
以上の理由から、わたし個人的には、車両保険は付帯せずに、その分貯蓄して万が一に備えようと思っています。
運転者の限定範囲と、年齢条件をチェック
自動車保険は、①運転者の範囲と②年齢条件を設定することができます。
①運転者の範囲
本人限定、夫婦限定、限定なし など
②年齢条件
35歳以上、26歳以上、21歳以上、年齢制限無 など
もう子供が21歳になったのに、うっかり年齢制限無のままにしていた!
なんてことがないように、毎年の自動車保険更新のタイミングでチェックしてみてください。
数千円安くなることもありますよ^ ^
傷害補償の範囲をチェック
自動車保険に傷害補償が付いている場合は、対象となる事故の範囲をチェックしてみてください。
・契約の車に搭乗中のみ
・歩行中や、他の車に搭乗中も補償
この違いだけで、けっこう保険料が変わります。
車検の通っている車は、必ず自賠責保険に加入しているため、もしも自分や家族が歩行中に車に轢かれた場合でも、相手の自賠責保険から対人賠償の保険金がもらえるケースがほとんど。
そのため、わたしは傷害補償は「契約の車に搭乗中のみ」にしています。
範囲を限定することで、保険料が安く抑えられます。
重複している補償を外す
車を2台以上所有している人は、以下の項目は要チェックです。2台とも付帯すると補償が重複し、保険料が払い損となってしまいます。
・弁護士費用特約 →車1台分の契約に付けておけばOK。家族も対象になる。
・傷害補償 →2台とも「歩行中や、他の車に搭乗中も補償」にすると、補償が重複する。1台分は「契約の車に搭乗中のみ」にすることで重複が解消できる。
・個人賠償責任保険 →自動車保険だけでなく、火災保険などで付帯している可能性も。重複していたら一方を解約するのがオススメ。
まとめ
わたしが勤務時代に感じていた、自動車保険の節約方法を書いてみました。
補償の見直しをしたい場合は、保険証券を用意して、保険会社のコールセンターに電話してみてください。
保険証券がどこにあるか分からない!という方は、契約者本人がコールセンターに電話すれば再発行してもらえます。
補償やお金の考え方は個人の価値観によるため、わたしの記述が全てではありませんが…どなたかの参考になれば嬉しいです。